うごメモジェネレイションズ 第六話
今日の日記
今日壁の警備をしていたら女を見つけて門番の人たちに渡しました。
今日も一日がんばりました。
明日もがんばります。
ダークレギオン万歳!
メモトロン達「誰か助けて~~~~~~~~ッッッ!!!」
うごメモジェネレイションズ #6「逆襲の狼煙」
ファクトリー内に突入したリンドウらはメモトロンらをなぎ倒しながら、ファクトリー中央のタワーへと向かっていた。
ファクトリー男性収容所、監視室前・・・
ライル「リンドウ先生、捕まってる人たちは助けなくていいの?」
リンドウ「今外に出すのは危険だ。ここのリーダーを倒すまでは檻の中に入れておく方がいい。ただ・・・」
バキッ!!
メモトロン「ぐぴゃ!!」
そう言いながらリンドウは女性を襲おうとしてたメモトロンを拳で殴り飛ばす。
リンドウ「今にも襲われそうな時は別だ。そこは自分で判断しろ」
ライル「了解しました!」
リヨ「リンドウ先生、これを見て!」
とその時、リヨが外の監視映像を見て、2人に呼びかける。映像には外でメモトロンを襲撃する、奴隷たち、そしてブリザドクとスチルドスが映されていた。メモトロンらを冷凍光線で凍らせて、鋭利な爪で叩き斬っている。
ライル「何だあのアイスクリームみたいな奴は?」
リヨ「私が知るわけ無いでしょ!」
リンドウ「どうやら彼等は彼等で動き出したようだな・・・二人共、先を急ぐぞ!」
リンドウらはそのまま特別収容所の方へと向かう。
そこでもファクトリーに収容された奴隷たちの反乱が勃発していた。
メモトロンたちに奴隷たちが一気に襲いかかっていた。積もりに積もった恨みが力となってメモトロン達に襲いかかる。
ライル「ヒューッ!どうやらここでもドンパチしてるみたいですね」
リヨ「どうします?彼等に加勢します?それともこのまま突っ切りますか?」
しかしリンドウがその質問に答える前にリンドウの横顔をハンマーがかすめる。
マティ「止まれ!お前たち何者だ!?」
そこに現われたのはマティ達であった。リンドウらをマティ、ミント、ハーブ、ミカヅキが取り囲む。
ライル「おぁあ!ちょ・・・何だよ一体!?」
リヨ「何で来て早々こんなことになるのよ・・・」
ミント「マティ、こいつらもメダルの化物だよ!早くやっつけよう!!」
リンドウ「何?マティ・・・!?」
リンドウ「待て!武器を降ろせ。我々は味方だ!」
マティ「味方?」
リンドウは腕についてたグリフォンリングを解除し、両手をあげる。
ミント「マティ、騙されちゃ駄目だよ!こいつらはダークレギオンの仲間よ!こっちがやられる前にやっちゃおうよ!!」
リンドウ「言っても信じてもらえぬか・・・なら・・・」
リンドウ「ライル、お前に預けた『アレ』を出せ」
ライル「アレ・・・?あっ!あの黒いボールか・・・」
リンドウに言われ、ライルはポケットから黒いボールを出す。そしてそれを手のひらに乗せたその時・・・
じゃっく「にょろろん!!」ポーン!!
ライル「ほぁあ!!」
リヨ「あれは・・・!?」
ハーブ「ジャック・・・!?」
その黒い球体はライルの掌で小さいジャックに変身した。
リンドウ「これは一体・・・?」
じゃっく「僕はオリジナルの『ジャック・アンバランス』の体の一部にょん。メッセンジャーとしてオリジナルが創りだしたのだにょん!」
そう言うとじゃっくははねながらマティらの方へと近づいていく。
じゃっく「マティ、あのグリフォンさん達は味方だにょん。フラッシュとチビちゃん(リヨウキヤク)を助けてくれたんだにょん!」
マティ「何っ!?」
ミカヅキ「じゃあ・・・彼等は本当に味方なのか!?」
じゃっく「あの人達はフラッシュを苦しめてるものを倒しに来たにょん。彼等の力になるにょん!」
ぱぁん!!!
そう言った後じゃっくは破裂して消滅した。
それからマティはゆっくりとリンドウのそばへ近づき問いかける。
マティ「・・・今のことは本当なんだな?」
リンドウ「あぁ・・・真実だ。私達は砂漠であの2人と出会い、彼女らを助けるためここに来た・・・」
マティ「フラッシュ達は今・・・?」
リンドウ「安心しろ、彼女らはジャックに保護された。しかし危険な状態には変わりない・・・君達と同じで・・・」
リンドウはマティの首筋の黒い物体を見ながら話す。
マティ「オレたちは一週間前にこれを付けられた。今はなんとか動けるぐらいだ・・・しかしフラッシュは・・・彼女はオレたちよりも前にピースを付けられて非常に危険な状態だ・・・」
リンドウ「あぁ・・・知っている。彼女を助けるには原因を破壊するしかない。そのためには一人でも多く仲間が必要だ・・・」
リンドウとマティは互いの目を合わせる・・・
マティ「分かった・・・協力しよう。オレたちもあんたに同行する!」
リンドウ「うぬ・・・!」
2人は互いに握手をかわす。
ミント「マティがそう言うのなら間違いないわね!よしあたしも乗るわ!!」
ハーブ「えぇ!」
ミカヅキ「一緒にここを攻略しよう!!」
ライル「ふぅ~、一時はどうなるかと思ったぜ・・・」
リヨ「足手まといにならなきゃいいんだけどね・・・」
リンドウ「紹介が遅れたな。私は輪道皇太郎。こっちが弟子のリヨとライルだ」
マティ「マティ・ストロベリーだ。そしてミントに彼女の姉のハーブ、ミカヅキだ」
マティ「さっそくだがこれからオレたち七人でファクトリー内部に突入する。そこで仲間のブリザドク、スチルドスと合流する」
リヨ「まだ他に仲間がいたの?」
マティ「あぁ、今回のクーデターを手伝ってくれた仲間だ。氷と鋼の体を持った戦士だ」
ライル「あぁ、カメラに写ってた奴らのことか・・・」
リンドウ「承知した。では私達が先陣を切る。君達は後方支援にまわってくれ。まだ動く力があるとはいえ無茶はさせられないからな」
マティ「分かった、ミント、ハーブ、ミカヅキ!行くぞ!!」
こうしてマティらを仲間に加え、リンドウ達はさらに億へと進んでいく・・・
ミント「彼・・・リンドウって中々頼りになりそうな人じゃないの!」
リヨ「当たり前よ、私達の先生ですもの!」
マティ、ミント、ハーブ、ミカヅキがゲストに加わった!
マティらを仲間に加えメモトロン軍団を倒しながら進み続けるリンドウ達。そしてついに大きい鉄の門のファクトリーへの入口前までやって来た。
リンドウ「いよいよだな・・・」
ミカヅキ「この先がファクトリー・・・一度入れられたら二度と出れない地獄の世界・・・」
ライル「ハッ!地獄が何だってんだ!!オレたちには問題じゃないぜ!!」
と、ここでマティのパン型通信機に通信が入る。
マティ「スチルドスからだ。何かあったのか?」
スチルドス『こ・・・こちらスチルドス・・・マティ、助けてくれ。敵の奇襲攻撃を受けた・・・ブリザドクがやられた・・・早く助けに・・・あっ・・・うわあぁぁぁ・・・」
通信は話の途中で途切れた・・・
マティ「おいスチルドス!スチルドス!!」
ハーブ「彼に何かあったんだわ・・・」
ミント「とにかく早く彼等を助けに行きましょ!ファクトリーの中にいるのは確かだから」
リンドウ「よし、突入だ!!!」
リンドウの攻撃で門をこじ開け七人はファクトリーに入り込む。そこは異様な風景が広がっていた・・・培養液の中に獣や機械が入り混じった化物が漬けられていた。
ミント「何ここ・・・気持ち悪い・・・」
ハーブ「これは一体なんなの・・・」
リンドウ「彼らはメダルを魂と融合した者達だ・・・どうやらこの中で仮死状態になっているようだな・・・」
リヨ「この人達はここで捕まった人たち・・・」
リヨは憂いの表情でそれらを見つめる。
ライル「こんなのってあるかよ・・・この人達は普通の人だったのに・・・こんなことするなんて・・・」
マティ「奴らは絶対許しちゃいけない・・・罪のない人々を怪物に改造するなんて・・・」
リンドウ「その通りだ。さぁ先を急ごう!グズグズしてられないぞ・・・」
するとマティの通信機がブリザドクの場所をキャッチする。
マティ「見えた!この先の倉庫の方だ」
リンドウ「よし・・・行くぞ!これ以上奴らの好きにはさせん!!」
ブリザドクの座標を追ってリンドウらは倉庫へと向かう。そして辿り着いた入り口でブリザドクの右手が見えた。
ミント「あれはブリザドクの手だ!」
ミカヅキ「おーい!ブリザドクー!大丈・・・」
リンドウ「!!!」
ハーブ「きゃああああああーーーーーーーーッッッ!!!」
ブリザドクはいた。しかしそこに本体はなく、転がっているのは腕だけだった。そして彼等はさらに衝撃の光景を目にする。
そこには大柄な赤と緑のパワードスーツが三体いた。そしてそいつらの足元には胴体を吹き飛ばされたスチルドスが転がっていた。
ミント「スチルドス!!!」
ミカヅキ「見ろ!あそこを!!」
ミカヅキが指さした先にはブリザドクが首に長いシャフトを串刺しにされて壁に貼り付けられていた。と、ここで三体のパワードスーツはリンドウらに気付き、こちらを見てくる。2体の緑色のスーツは丸いボタンのような目でホッケーマスクのような口元で、赤い方は緑のに容姿は似てるが、顔は青のバイザーが装備され、鋭利な顔立ちだった。すると突然その3体はリンドウらの方に近づいてくる。
20号『攻撃対象を確認・・・』
21号『ウゴメダル確認・・・』
KBmk2『目標7体を抹殺する・・・』
その言葉とともに、3体は武器を出す。
マティ「データガーディアン・・・フラッシュの話した通りだ、ダークレギオンの奴らデータガーディアンも自分たちの手中に・・・!!」
リンドウ「何!?」
リヨ「リンドウ先生、来ます!!」
データガーディアン達はリンドウらに襲いかかる・・・
ツヅク。。。
次回は二話以来のバトル回になると思います。出来る限り文章でのバトルはさくさくスピーディーにテンポよく書かないといけないですね。
<今回のゲスト>
スチルドス ©エスク
ブリザドク ©Kenny