じぇねらるズ・ホーム

ネットの住民Gener@lのブログです。お菓子を片手に見ることを推奨します。

うごメモジェネレイションズ 第三話

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いゃあ皆さんこんにちわ!

ナスビ君の前回のあらすじコーナーの時間がやってまいりました!

それでは早速行ってみましょう!

GO~~~~~~~~~~~~~~!!!

 

前回のあらすじ

 

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大変だフラッシュがファイヤーメモトロンに炎で炙られて吹っ飛ばされて汚い花火にされそうだよ!

そんな時はもちろん・・・

 

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リングブレイカーを打ち込んでファイヤーメモトロンを汚い花火にしちゃうよね~~↑

 

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大体合ってるっていう。

 

うごメモジェネレイションズ #3「約束と拘束」part1

 フラッシュは地面に倒れ、顔色も悪くなっていた。

 

リヨ「リンドウ先生!彼女心臓の鼓動が止まったわ!!」

リンドウ「分かってる!そこをどけ!!」

 

リンドウはリヨを押しのけ、フラッシュの体を抱きかかえる。

 

リンドウ「これはまずいな・・・早く対処せねばならんぞ・・・」

そういった後、リンドウはフラッシュを再び地面に置き、彼女の胸部に拳を押し当てる。

リヨ「ちょ・・・リンドウ先生!?」ビクンビクン

ライル「おまッッ・・・リヨ落ち着け!!!」

キヤク「お前、何をする気だ・・・?」

リンドウ「安心しろ、少しびくっとするだけだ」

 

バチィン!!!

 

リンドウの腕が一瞬光り、それと同時にフラッシュの体もガクンと揺れる。

リヨ「・・・!!彼女の心臓が動いたわ!!!」

フラッシュの心臓は再び動き出した。リンドウは彼女の体に生命エネルギーを打ち込み、それと同時に心臓もショックで動かしたのだ。

リンドウ「心臓は動いたのはいいが、体中、火傷や外傷だらけだ。リヨ、今すぐに湯を沸かせ!」

リヨ「はいっ!!」

リンドウ「ライルは消毒液と抗生物質、この間手に入れたベッドシーツを持ってこい」

リヨ「は、はいっ!!」

2人はすぐに荷物のおいてあった場所へと戻る。

キヤク「・・・フラッシュ・・・」

リンドウ「大丈夫だ。彼女は必ず助ける・・・絶対にだ・・・」

 

それからリンドウは手足についた火傷や傷を洗い、慣れた手つきで消毒し、ベッドシーツで作った包帯を巻く。

キヤク「すごい・・・お前医者なのか?」

リンドウ「いや、母方の祖母が私の住んでた村で診療所をやってたんだ。それで私も応急処置程度の医療知識は教えこまれたんだ」

そしてフラッシュの体に包帯を巻き終える。

リンドウ「・・・私も君に聞きたいことがある。君等は一体何者だ?何で奴らに追われていた?」

リンドウの問いかけにキヤクは少し黙ったが、重い口を開いて語り始める。

 

キヤク「私達は『うごメモ』から来た防衛組織『うごメモガーディアン』の調査団だ。2週間前にこの世界にある調査のために他の仲間達と来たのだが、奴らダークレギオンに私達2人は捕まって奴らの根城『メダルファクトリー』に連れて行かれ、奴らのボスに拷問されていたのだ」

リンドウ「ダークレギオン?」

キヤク「私達の追っていた組織で、そこでメモトロンらを製造し、この砂漠で人間狩りを行っていたんだ」

ライル「そういうことか、メモトロン共がいくら殺しても湧いてくるのはそういうことだったのか!」

リンドウ「奴らは何のためにそんなことを?」

キヤク「・・・戦闘マシーンを作るためだ」

リヨ「!?」

 

キヤク「奴らはファクトリーに連れて行った人間にお前たちが持っているウゴメダルというものを人間の魂に無理矢理融合させて、戦闘マシーンを作っているんだ・・・!」

リンドウ「なんだと・・・」

キヤク「奴らはそうやって作った生物兵器を次元移動船に乗せて、他の次元世界に送り込んでいる。ダークレギオンはメダルで作ったモンスターで全次元世界の制圧を目論んでいるんだ・・・」

リヨ「・・・なんですって・・・」

ライル「そんな事を・・・」

キヤク「あなた達もその姿も・・・ウゴメダルで変わったものなのだろう?しかしファクトリーで改造されたのではないんだな・・・?」

 

リンドウ「・・・そうだ。私はこの世界に来る前に魂をメダルと融合させてこうなった。そしてリヨとライルは・・・」

ライル「・・・!!」

リヨ「リンドウ先生!それは・・・」

 

リンドウ「私がこの2人の魂をメダルと融合させた・・・」

キヤク「何ッ!?」

 

リンドウ「1ヶ月前、ここに来て1日目の夜。この2人を見つけた。手足がもげて、体中ズタズタの状態でな。しかしそれでも2人は微かに生きていた。私はやれることを全てやったがどうにもならなかった。残った手段はウゴメダルを魂と融合させてメダル生命体として転生復活させることだけだった・・・」

そう言いながらリンドウは先ほどファイヤーメモトロンから奪ったメダルを右手でビスケットのように砕く。

キヤク「あっ・・・!」

リンドウ「よく見ていろ・・・」

すると掌で砕けたメダルのかけら同士が引き合わさり、元通りにくっつく。

リンドウ「ウゴメダルには自己修復能力がある。どんなに粉々になろうがメダルは元通りに戻る。絶対に破壊できない。メモトロンのコアになっているあの黒いメダルは別だがな」

そう言いながらリンドウは地面に散らばっているメモトロンのかけらを見る。

リンドウ「この現象はウゴメダルが魂を持っているからこうなるんだ。自分の体を守ろうという本能がメダルを直す。メダルと魂の融合はその本能を利用したものだ。壊れかけた、死にかけている魂にウゴメダルを与えるとメダルがその魂を自分の部品と『カン違い』して取り込もうとする。そこでメダルの力を取り込んだ者が適応すれば、メダル生命体とし生き返る」

キヤク「適応しなければ?」

リンドウ「理性を持たない暴れまわるだけの化け物になる。最悪の場合、メダルが魂を拒絶し、体がメダルの強大なエネルギーで爆発し・・・死ぬ。適応しても私のように自我を保ったまま怪物の姿になるものもいる」

キヤク「じゃああの2人にメダルを入れるのは・・・」

リンドウ「そう、賭けだったよ。失敗すれば、最悪の結末しか招かないからな・・・。しかし私はメダルを与えた・・・。この2人を見捨てることが出来なかった。結果成功した。私ほど見た目も変化せずに適応した。だがこの子達は人間でなくなった。一生メダルの呪縛につかれることになった」

キヤク「一生って・・・?」

リンドウ「メダルは魂を融合させると二度と外せなくなる。取り除く方法は死ぬことだけだ・・・。全て・・・全て私の独善でやったことだ・・・」

キヤク「リンドウ・・・」

ライル「リンドウ先生・・・」

 

とその時、フラッシュが再び苦しみ始めた。

リヨ「リンドウ先生!彼女脈が弱くなってるわ!!」

リンドウ「バカな・・・さっきエネルギーを入れたばかりなのに・・・」

 

リンドウはフラッシュの体を見ていると、彼女の背中の方から何かわからない気配のようなものを感じた。彼はフラッシュに背中を向けさせ、彼女の来ている服の背中を破る。

リンドウ「・・・これは!」

 

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そこには黒いアメーバ状の物体が白いパズルのピースと一緒に背中にくっついていた。

ライル「何だこれ・・・?」

リンドウ「これが奴らの言っていた『パルのピース』か・・・」

キヤク「そうだ・・・コレをファクトリーのボスに付けられた・・・『ヘルハウンド』のメダルを持つ、メモトロンのボスに・・・」

 リンドウ「ヘルハウンド?」

リヨ「リンドウ先生それはどんなメダルなんですか?」

リンドウ「いや分からない。そんなメダル初めて聞いた・・・」

キヤク「これはヘルハウンドの能力で付けられたものだ。この黒いのは寄生した者の生命力をじわじわ吸っていく・・・そして最後には・・・」

リンドウ「生命力を吸い尽くされ死ぬのか・・・」

キヤク「そうだ・・・」

ライル「とにかくこの黒いの外しちゃいましょう!このまま付けてたら彼女が危ないですよ」

リンドウ「いやダメだ。どうやらこの黒い奴は表面だけでなく、彼女の体の中にまで進行しているようだ。力づくで外そうとすれば肉どころか背骨まで剥ぎ取ってしまう・・・!」

ライル「ヒッ・・・!!」

リヨ「じゃあ一体どうすれば・・・」

リンドウ「こいつを付けたメダル能力者・・・メモトロンの親玉を始末することだけだ・・・」

 

そう言った後、リンドウは立ち上がり、キヤクに問いかける。

リンドウ「教えてくれ、奴らのいるファクトリーはどこにある?」

キヤク「まさか・・・ファクトリーに乗り込むつもりなのか!?」

リンドウ「そうだ、このままでは彼女は衰弱死する。その前にそれを付けたやつを倒し、彼女を助ける。それだけではない、そこに囚われている人々を全員助け出し、メダルも全て私が取り戻す!」

キヤク「!!!」

リンドウのその目には敵へと立ち向かう強い意志、そして邪悪を許さない正義が宿っていた」

ライル「でも行くって言っても、まさか彼女らも一緒に連れて行く訳には・・・」

 

するとリンドウは突然後ろを振り向き、話し始めた。

 

リンドウ「おい、そこにいるのは分かってるんだぞ。隠れてないで出てきたらどうだ?」

リヨ「リンドウ先生?」

 

???「ありゃりゃ~!隠れんぼしてたのにもう見つかってしまったにょん!」

 

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すると空に丸い空間が空き、そこから全身黒ずくめの男が降りてくる。目はめちゃくちゃな方向を向いていて、体もゴムのようにぐにゃんぐにゃんしていた。

ライル「テメー何者だ?メモトロンの仲間か!?」

ライルはメダルシューターを出し、ガンモードでその異様な男を撃つが、ゴムのような体でメダルの弾丸をすべて避ける。

???「うひゃ~!ポップコーンみたいでとっても楽しいにょん!!」

ライル「ヤロー舐めやがって!!」

ライルはソードモードに切り替え、その男を斬ろうとするが、空間の中に体を隠し、剣の攻撃を軽々と避けていく。

???「ハズレにょん!当たらないにょん!」

ライル「クソッ!何で斬れねぇんだよコイツ~~!!」

キヤク「やめるんだライル、彼は私達の仲間だ!!」

ライル「な、仲間?」

キヤク「彼の名はジャック。私達と同じうごメモガーディアンの者だ」

 

ジャック「そう僕がウルトラスーパーにょろにょろジャックアンバランスだにょん~!」

そう言いながらジャックは空間の穴を開け、そこからバスケットボールを出して指でくるくる回しながら、腕をにょろにょろさせる。

 

リヨ「リンドウ先生、あいつ本当に味方なの?何だかすっごく気持ち悪いわ・・・」

リンドウ「彼はおそらく味方だ。しかし考えてることが一切読めないがな・・・」

リヨ「え?」

 

キヤク「そうだ、エースは一体どうしたんだ?」

ジャック「ここに来る途中に敵に襲われちゃったにょん!時間がないから僕だけ行って来いって言われてここに来たにょん!」

キヤク「エースは大丈夫なのか?」

ジャック「大丈夫だ、問題ない(キリッ)!エースはボーリングの玉が当たっても死なないにょん、大丈夫だにょん!!」

そう言いながらジャックは横たわっているフラッシュの体を長い手でゆっくり持ち上げる。

ジャック「一緒に来るにょんキヤクちゃん。僕らの世界に戻れば外せなくても、時間稼ぎはできるにょん!」

ジャックはリンドウの方を見てウインクし、キヤクの方に手を伸ばす。しかしキヤクはリンドウの方に歩み寄った。

キヤク「頼む、私も一緒に連れて行ってくれ。私もお前たちの役に立ちたいんだ!!」

キヤクは頭を下げてリンドウに頼む。しかしリンドウはそれを承諾しなかった。

リンドウ「断る。私が欲しいのはファクトリーの場所だけだ。お前は足手まといだ」

そう言ってきっぱりと断った。するとキヤクは目から大粒の涙を流して泣き始めた。

 

キヤク「私は・・・何もしてやれなかった・・・フラッシュは私をかばうために一人で拷問を受け続け、そしてあんな物まで体に付けられた・・・全部、全部私のせいなんだ・・・」

 

キヤクは泣き崩れてしまう。その姿を見て、リンドウは体を屈め彼女の目線に合わせる。

リンドウ「いいや・・・君にやれる・・・君にしかやれないことが一つだけあるぞ・・・」

そう言ってリンドウは自身の大きな手でキヤクの手を掴み、それをフラッシュの手で握らせる。

リンドウ「彼女と一緒にいてやることだ・・・」

 

リンドウ「フラッシュは・・・彼女は強い意志を持った女性だ。刑務所のような所でどんなに拷問されても君をかばい、そしてさっきもボロボロの体でもメモトロンと勇敢に戦った。しかしながらそんなこと彼女一人だと出来なかっただろう。君がいてくれたからこそできたんだ」

キヤク「リンドウ・・・」

リンドウ「君は彼女の心の支えだったのさ。彼女がどんなに苦境になっても心が折れなかったのは大切な仲間の存在があったからだ・・・」

 

するとさっきまで昏睡状態だったフラッシュが目を開いてキヤクらを見る。

フラッシュ「・・・キヤク・・・ちゃ・・・ん・・・」

キヤク「フラッシュ!!!」

ジャック「にょろ?」

フラッシュ「大丈夫だぞ・・・私は・・・」

キヤク「フラッシュ・・・」

 

リンドウ「分かったか?彼女といてやるんだぞ・・・」

キヤクは涙を流しながら頷いた。

 

それからリンドウらは荷物をまとめ、出発の準備をする。

キヤク「ファクトリーはここから南にまっすぐ行ったところにある。あの大きな鉄塔に向かって走るんだ」

リンドウ「分かった」

キヤク「それからこれを・・・」

キヤクはポケットから一枚のメダルを取り出し、リンドウに手渡す。

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リンドウ「こいつは・・・一体どこでコレを・・・」

キヤク「ファクトリーから脱走する時に手に入れたものだ。きっと役に立つはずだ」

リンドウ「ありがとう、キヤク。ありがたく使わせてもらうぞ」

そう言ってリンドウは小型のメダルケースの中にそのメダルを入れる。中にはファイヤーメダルの他にもう2枚ウゴメダルが入っていた。

キヤク「それとこいつも持っていくんだ」

キヤクは黒い小さな団子状の物をリンドウに渡す。

キヤク「それをマティという男に見せるんだ。そうすればきっと彼はお前たちを助けてくれる。彼は私達の脱出を手伝ってくれたんだ」

リンドウ「分かった。ありがとう」

 

キヤク「それから・・・フラッシュはあとどれくらい体が持つんだ?」

リンドウ「あの様子を見る限り、今日の日暮れ頃までだ。日が暮れるまでに何とかしなければ・・・」

キヤク「リンドウ・・・」

リンドウ「大丈夫だ。彼女は必ず助ける。彼女には帰る家も、その帰りを待つ仲間達もいる。私にはどちらちともない。あの日に全部無くなってしまった。だから私のような者をこれ以上増やしたりはしない。約束だ。彼女と囚われている人々は必ず助け出す」

そう言った後リンドウは立ち上がりリヨとライルに呼びかけた。

ライル「はいっ!」

リヨ「・・・・・・」

 

そして彼等はファクトリーのある南へと全速力で進んでいった。

 

キヤク「なぁジャック・・・」

ジャック「なんでっしゃろ?」

キヤク「リンドウ・・・彼は『あの男』に何だか似ているとは思わないか?」

ジャック「にょ?」

 

 

キヤクはリンドウの姿をかつての友のあの黒い男と重ねあわせていた・・・

 

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そしてリンドウ達・・・

リヨ「リンドウ先生、さっき『私には帰る家も帰りを待つ仲間もいない』っていってましたよね?」

リンドウ「・・・そうだが?」

 

リヨ「リンドウ先生には『帰る家を探す仲間』はいますよ・・・」

リンドウ「!!」

その言葉を聞いてリンドウは立ち止まった。同時に2人も止まる。

ライル「リンドウ先生にはオレたちがいる。先生は一人なんかじゃないよ」

リヨ「初めて会った時は怖かったけど、今は先生に感謝しています。こうやって生きて、一緒に戦えているから・・・」

リヨとライルは二人共リンドウの両手を掴む。

リンドウ「リヨ・・・ライル・・・」

 

リヨ「さぁ行きましょうリンドウ先生!」

ライル「メモトロン共をぶちのめすんだ!!」

リンドウ「・・・あぁ!!!」

 

そして3人は再び南に向かって走り始める・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一方フラッシュらと出会った場所から10キロ程離れた場所にある巨大な施設、「メダルファクトリー」。

そこは全面を巨大な塀で覆われ、その中は地獄の世界が広がっていた。

人々が奴隷のように働かされ、岩山を削り、それを運ばされていた。

メモトロン達に監視されながら。

ファクトリーの中でも奴隷が武器を作らされていた。

皆怯えながら作業を続けていた、ここで怠けることと作業をやめてしまうことは「死」に直結するからだ。

ファクトリーの中央に位置する巨大タワー、そしてその最上階。そこにはこの巨大施設を、メモトロンを、抵抗できない人々を支配する男がいた。

 

メモトロンコマンダー「失礼しますケーニッヒ様」

最上階のその男の部屋にメモトロンの総隊長格「メモトロンコマンダー」が入ってくる。

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 そしてその目の先にはデスクに高級なイスで腰掛けながら画面に映る奴隷の作業の様子を見ている男がいた。黒髪にメガネをかけて、ロングコートを来た若い男。

この男こそ、この悪魔の工場の支配者「オルグ・ケーニッヒ」である。

 

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ケーニッヒ「コマンダー、どうした何か用か?」

Mコマンダー「はい、本部から例の『守護者』が届きました」

ケーニッヒ「そうか、調整の方は?」

Mコマンダー「これから開発部の方で行います。おまかせくださいませ」

 そう言った後、ケーニッヒは続けてあることを問いかけた。

 

ケーニッヒ「ところでコマンダー、この所武器製造ラインが遅れているようだが?」

Mコマンダー「は、はい、そのことですが、どうやら組立ラインのC班の中のひとりが病気で満足に働けないのが原因のようです。ここは一つ・・・」

ケーニッヒ「あぁ、ラボ送りだな。オレの工場に怠け者は必要ない。そんな奴処分しろ。病気で死ぬよりは、ウゴメダルで改造した方がましだ」

Mコマンダー「ハハッ!かしこまりました!ではすぐに・・・」

 

ケーニッヒ「おいおいおい、ちょっと待てよ。お前何か勘違いしてないか?」

Mコマンダー「勘違い?何のことで・・・」

 

ケーニッヒ「ラボ送りにするのはC班の奴ら全員だ

 

Mコマンダー「!!?」

ケーニッヒ「最近メダル能力者がまともなのが作れてないからな。材料が欲しかったんだよ。別にいいだろ、ここには掃いて捨てるほど虫けらがいるんだ。何匹減ろうが問題ない。それに見せしめにもなるだろう。ここの連中に死ぬ気で働かないとどうなるかってな」

Mコマンダー「・・・・・・・」

ケーニッヒ「その代わり、連れて行く時はどんなに手荒なことをしても構わんぞ。程々にだがな」

Mコマンダー「ハハッ!かしこまりましたケーニッヒ様!!ダークレギオン万歳!!」

 

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ケーニッヒ「ククク・・・オレはこの城の王だ。オレに逆らう奴は皆死ぬのさ・・・」

ケーニッヒは不敵な笑みを浮かべながら言った。

 

part2にツヅク。。。

 

今回は一つにまとめようと思ったのですが、長くなりそうなのでちょっと分けることにしました。次回はファクトリー編後半、メインキャラ達、そしてゲストらが多数登場。

 

ゲスト

ナスビ君 ©SGX

M 、アレ ©さかめがね

ジャック ©あたる

マティ ©味噌の太郎